エレメント構成を変えてみた。
ちょっと考えを変えてみます。
4mブームの端々に10Mのエレメントを巻くと
当然スペーシングは4mとなり、入力インピーは
70〜80Ωとなります。
気にしないと言ったものの、FT-857にしろ自作機にしろ
アンテナ・チューナーはないので別途用意しなくては
いけないことに今更気づきました。。。^^;;
であるなら18と24Mのスペーシングをラジエータと
リフレクタ間が2m、ディレクタ間が3mのブーム長5mとし、
3mの間隔で10Mも巻いてしまえという発想です。
スペーシング0.1λとすることで入力インピーは
50Ωに合わせやすくなります。
勿論利得もF/Bも低下しますが利得はコンマナンボ、
F/Bは数dB落ちる程度です。
以下計算結果
10.125MHz 50.95-j3.86Ω VSWR=1.08 GAIN=11.9dBi
F/B=17dB Elv=18.9°at 20mHigh
どこかのスペックを頑張ってあげようとすると、他の
スペックとのトレードオフになるので程々にします。
なんと言っても所詮2エレですから。。。
では3エレの18と24Mはというと
18.118MHz 50.5-j3.6Ω VSWR=1.07 GAIN=13.4dBi
F/B=15.7dB Elev=11.1°
F/Bがだいぶマシになってきました。
24.940MHz 42.4-j0.95Ω VSWR=1.17 GAIN=14.6dBi
F/B=21.7dB Evel=8.2°
この程度のVSWRだと同軸ケーブルロスが1.5dBもあれば
送信機の出口では進行波の目減り分と反射波の目減り分で
アンテナ自体のリターンロスよりより3dBよく見えてしまいます。
RIGのAPC制御が掛かるボーダがVSWR=1.5だとすると、
アンテナ自体のVSWRが1.79あってもRIGは1.5と検出し
セーフとなります。
念入りに50±0Ωに調整したとしてもスペックは小数点
第二位くらいの違いでしょうからこんなもんでOKです。
片端に10MHzエレメントが来なくなったことでブーム長を
伸ばしても回転半径がギリギリOKとなるので、この
アンテナも選択肢の一つとなり得ますね。
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