熱中症になりかけた@タワー上

昨日せっかく上げたボッコアンテナですが
タワーから埋設でシャックまで届かなかった
ということで、中継は嫌なので長い同軸ケーブルに
変えて欲しいとの連絡がありました。。。^^;;

さて午後一で作業をしようと車に乗り込むと
外気温を示す温度計は33℃。。。
25分ほど走って到着間際に温度計を見ると
なんと35℃になっています。(@_@


  この温度計、結構正確です。
  エアコン焚いてアイドリングが多いので燃費悪っ。。

タワーに上がると手袋をしていてもタワーが熱せられている
ことがはっきり分かり日差しでジリジリと背中が焼けるよう。。

昨日テーピングした後にがっちりバインドしたところを
すべてバラさなくてはなりません。
外した短いケーブルは低いところに張ったDPに使うので
ケーブルのガイドから抜き取り、代わりに新しいケーブルを
入れて上まで持ち上げます。

タワートップの作業はXマウントを挟み込んだの上下の
足場用ステップをずらして使えるので簡単にマストトップ
までたどり着けます。
同軸ケーブルの交換はスムーズに終わりましたが、その時点で
具合が悪くなり、タワー上で熱中症になったら大変と
とりあえずケーブル固定を放ったらかしにしたまま
降りてきました。

水分をガバガバ補給して30分も休んだでしょうか。
回復してきたのでケーブルの固定を行いました。
通常のタワーと異なるのは、ケーブルガイドから出てくる
ケーブルがベアリング台と同じ高さなので、回転時に
ケーブルがベアリングに当たりやすいことです。
ベアリングのボルトに当たる部分はスパイラルで長々と
保護するので外す時も大変でしたが巻くときも時間が掛かり
そうこうしているうちにまたもや具合が悪くなる予感が。
そんな時は頑張らずにサッサと降りて水分補給が正解ですよね。

なんとかタワー上の固定をしてクランクアップ・ダウン時に
ケーブルがバラけないように垂れ下がりのところも1.5m
おきにテーピング。
外した同軸ケーブルをDPに繋ぎこんだ時には16時を過ぎて
いたと思いますが、車を移動させた際に見た気温は
まだ32℃でした。

それからスチールを使って埋設管にケーブルを通しシャックに
引き上げたところ、何にも聴こえないぞぉ!?ってオーナーが
叫んでいます。
そんな馬鹿な、測定器じゃちゃんとした値出てましたけどぉ??

シャックに行って配線を確かめたところ。。。。間違ってます!(笑
シャックには3台の無線機があり、切り替えたアンテナを3台の
いずれの無線機でも使える用に切替器が2段構えになっていて、
その無線機も周波数構成が違うので配線がとても複雑であります。

今回繋ぐIC-7100はANT1がHF/50MHzでANT2が144/430ですが
デュープレクサで分けてその後に同じ周波数構成のSWRメータが
入っていますが配線を直しても聴こえが悪い。
特に430はNGで送信してみるとVSWR2近くありリグ側のパワーメータは
半分も振りません。
測定器(CAA500MrakII)では全く問題がないので何かがおかしい。。
結局1個ずつ外して試すとSWRメータが犯人でした。
コネクタの芯線側が広がっていましたが接触不良だけでは
ないようです。

どぉせHFはIC-7700があるのでIC-7100は高いバンドしか聴かない
はずだからHFの他のアンテナを切り替えることはやめるよう
オーナーに話して、切替器をぶっ飛ばして直接デュープレクサに
繋ぎこみ、不不安定要素となるSWRメータもぶっ飛ばして
分配された出力をそのままリグのANT1と2に繋ぎこみました。
シンプル・イ・ズザ・ベストです。
50はノイズしか聴こえませんでしたが144と430で勢い良く
信号が入感し始め、430のパワーメータもフルで振れるように
なったのでオーナーも一安心です。
低いところの設置では全く聴こえなかった。。。って
単に配線が違っていただけでありました。。。
ま、10m高が今度はクランクアップすれば26m高になるので
作業が不毛となることだけは避けられましたが。(笑

ちなみにSWRメータをメンテ出来ないか持ち帰りました。
で、結果は50ΩダミーをHF〜50MHzのコネクタに繋ぎ込んで
測定してみるとほぼ60Ωに見えてしまいます。
SWRメータでVSWRが立っている。。。ってことです。w
ちなもに144/430を測るコネクタ側でもダミーが50Ωに
見えてくれず、周波数によりいろいろな値が出てきます。
(ダミーは業務用で間違いのないものです。)
校正するくらいなら新たに買ったほうが安いかもですね。

18時に帰路につきましたがまだ30℃でした。。。

本日の収穫
切り替え器が悪いかもと交換しようとオーナーがいろいろ
出してきた中で、現在使っていないという一つをいただきました。


 接点部を大型リレーの切片に交換すると
 結構なハイパワーにも使用可能です。
 実験的には5KWは楽勝でした。
 あくまで実験ですよ。w

明日からは車中に塩飴とスポーツドリンクを常備します。

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