再確認@Windows7のサポート

来年の4月11日でサポート切れとなるWindowsVistaの
ノーパソ君をお使いの方からOSをWindows7に交換する
作業を依頼されました。
いつも仕事でお世話になっている方の奥様のパソで
もちろんお仕事としてではなく多少の恩返しであります。
使えるライセンスがひとつだけ残っていたWindows7を
インストールしてお渡ししました。

その時にサポート期限を尋ねられました。
きっとWindows7に対するMS社の二転三転した発表の
中にサポートの早期打ち切りという文言があったので
心配されたのでしょう。

Windows7と8.1のサポート早期打ち切りと発表した対象は、
使用CPUがIntel第6世代のものに対してでした。
それが2017年7月17日まで。。。
第6世代のCPUとWindows10がコンビを組むと、Windows7と
比較してグラフィックスやセキュリティが飛躍的に
向上するのだから、第6世代のCPUで7なんか使うなって
ことらしいですな。。。
グラフィックスはともかく、セキュリティってのは
多分Credential Guardのことなんでしょうけど、
でもそれって Windows10 Enterpriseだけに搭載された
仮想化ベースやハードウェアベースの分離型セキュリティ
のことですよね。
貧乏人の使う(?)Homeとは関わりのない機能であり、
恩恵を受けることはできないはずです。

で、第6世代CPU発売からわずか半年で上記のサポート期限短縮が
発表されたため、当然第6世代CPUにWindows7を導入した顧客から
クレームの嵐が起きるのは当然のことで、MS社は計画変更を
余儀なくされました。
それが2018年7月17日まで。。。

そして今年の8月になって更に変更され、すべてのサポートは
搭載CPUの種類にかかわらず、元々設定してあった
2020年7月17日とする発表がありました。
第6世代CPU使用のWindows7の顧客にとっては朗報ですが
人騒がせですよね。マッタク

しかしこれにより方針が二転三転したMS社の信頼は失墜したと
言うべきでしょう。
なぜならこの発表により新たに導入したパソにインストール
してあるWindows7を短期間で10へ変更する計画の線表および
予算編成に毎日頭を悩ませていたSEの方を知っていますし、
Windows7や8.1を使い続けられるよう旧世代のCPU搭載機をわざわざ
新たに発売したPCメーカもあるからで、MS社の節度のない方針の
変更により、アチコチで振り回された組織や個人がいたということです。
失墜した信頼を回復させるには、MS社はシェアNo1に傲ることなく
顧客第一を念頭に置いた開発環境やサポート体制を再構築することが
急務となるでしょう。

これにはMS社だけでなくチップセットベンダーのバップ?も絡みます。
実は第6世代CPUに使用されるチップセットはUSB3.0しか対応しておらず
USB2.0やレガシーのコントローラが搭載されていないのです。
ですからSATAで接続されたDVDドライブからのWindows7の
インストールは問題ありませんが、USBのDVDドライブやUSBメモリの
インストールメディアからではWindows7のインストールは難しい。。。
というよりかなりの確率で失敗すると言ったほうが良いでしょう。
なぜならWindows7のインストールメディアにはUSB3.0のコントローラーが
ディフォルトで入っていないからです。
つまりDVDが内蔵していないタイプのノーパソ君などでUSB使用の
メディアからWindows7をインストールするときは、USB3.0ドライバーを
同梱させリプレイスしなくてはいけないんですよね。。。メンドクセー

今回のサポート期限短縮騒動は一見落着しましたが、次世代CPUで
この問題は必ずや復活することでしょう。
そしてこの時は容赦なしでWindows10しか対応しませんなんてことに
なりそうな気配であります。。。
パッケージ版やバンドル版で比較しても7と10の価格に違いはないので
わざわざ新たにWindows7を購入することはないと思いますが、
すでに購入してあるパッケージ版やバンドル版(条件付き)はパソを
交換しても引き継げるので、せめてベンダーも2020年7月17日の1年前位
までに発売するチップセットはWindows7にも対応させて欲しいものです。

話は戻って。。。

お願いされたパソは元々Vistaだったので、当然新しくは
ないため、心配されていた上記のような問題とは無縁であり、
スイスイとインストールは終了しました。
 
2009年のモデルでCore2DuoのP8600に4GBメモリでしたが、
実は拙生もメーカ違いですが全く同じものを未だに使ってます。
ubuntuとWindows10のデュアルブートなので比較しにくい
ですが、明らかに拙生のノーパソ君のほうが圧倒的に早いのは
HDDをSSDに交換してあるからでしょうね。
Windows起動時間でみると実に半分以下です。

*仕事
  明日4時に音更へ発ちます。
  日曜日には1度戻りますが週明けには再度音更です。

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