10MHz計画@ブロックダイヤグラム

受信機の回路図をブロック別に検討していたら
どんどんグレードアップしていっちゃうので初心に
戻ることにしました。

1 ソモソモ始まりはSA612ANを見つけたことからなので
  これを使う!と決め込むことにしました。
  RFに2SK125、MIXにDBMや2SK125のクワッドルプル
  ミキサーなどはすでにやったことがあり優秀なのは
  お試し済みですので。(遥か古の話ですが。) 
2 2SC1815が腐るほど?あるので極力使うことに。
  例えばIFは1段に1815を2個シリーズに使う回路です。
  トランシーバとするときは送信部ファイナルを1815の
  5〜6パラでプッシュプルとします。
  27dBm(500mW)〜30dBm(1W)程度を目指します。
3 SA612のIP3は測定したことがなく不明です。
  検索すると-13dBmなどという数値が見当たります。(酷!
  相互変調特性が貧弱な受信機は10MHzあたりでは
  使いたくないので、以前の製作時に確認できた9dB程度の
  ゲインを頭にATTを挿入しぶっ殺すことで最低限の特性を
  確保します。
  この受信機にはATTは必須ということになります。
  NFはどうなっちゃうって?知ったこっちゃありません。
  ってウソウソ、10MHzのノイズフロアを考えりゃ問題なしです。
  このバンドではNF良くするより相互変調歪対策のほうが
  よほど重要であります。 
  その代わりミキシングの後にはJ310のポストアンプを奢ります。
  これでいつものレベルダイヤグラムになって気が楽です。(笑
  どぉしても使い物にならなかったらJ310のクワッドルプル
  ミキサーなどに交換しちゃうだけです。
4 最初っからCWステレオ受信です。
  オーディオ段のLPF・HPFはLCで作ることに。
  アナログチックにが初期目標でしたから。。。
  と言うかハムの原因になるトランスはないし、2.2mHのコイルが
  いくつか見つかったことが主たる理由です。
   

で、最終的にこんなブロックダイヤグラムになりそうです。
最初は10MHzVXOを使った送信機と、手持ち水晶の
ラダー型フィルタ+VFOの受信機だったのですが、SA612出現により
プリミックスが容易なのでトランシーバになってしまいました。
     またまたなぐり書きですみませぬ。。。

scn_0001

送信部の27dBmないし30dBm出力の後の点線は、パワーMOS型
FETのアンプで、1段で10〜20W、2段で100〜200W程度を
目指しますが、内蔵か外付けにするか悩ましいところであります。
多分予定のケースからして単体ではQRPpトランシーバとすべきでしょう。

変更になるかも知れないところ。

1 J310が2SK125に。
  ま、ドレイン電流がちょっと違ってくるだけです。
2 VXOがVFOに。
  28.8MHz台のXtalは注文しなくてはなりません。
  とりあえず8.61125〜8.56125MHzのVFOで試します。
  手持ちの9MHzVFOのトリマをチョチョっと回すだけでOKです。(笑
  ただし安定度の問題があるので受信機だけならまだしも
  送信用にも使うならVXOに変更します。
 周波数変動が実用になるまで20分も待てませんから。
  VXOが28.8MHz台なのは可変範囲が欲しいからです。

10MHz位なら蛇の目基板を最大活用します。
組んでみてダメならラウンドを貼り付けた両面基板で
組み直すだけです。
とりあえずあるものからポチポチ付け始めました。

2016-11-26-17-12-23

2016-11-26-17-22-24

注文した温度補正用Cや手持ちにない値のRなどが
まだ届いていないのでR・Cの一部やトリマはついていません。
付いたところで拙生の場合R・Cは主に裏側につけちゃうので
見えないと思いますが。www
そうそう、FB-801とFB-101(フェライトビーズ)も
木曜に発送されたはずですが今日の時点でまだ
届いておりませんねぇ。
土日に頑張ろうと思っていたのに計画が狂いました。
7K・10Kボビンは巻き直せば数が足りそうです。

AFを組み上げて測定。
IF・プロダクト検波・AGC回路を組み上げて測定。
2つを組み合わせて測定。
のごとくのんびりとやってゆくつもりです。

あ、18V30Aのトランスを2個取り出して並べ持ち上げて
みましたが結構重たいですね。
用意した680μFの電解Cは15個で10200μFとします。
後は1000V50Aのブリッジ待ちです。
ブリッジはKBPC3510ではなくBR5010にしました。
250円が300円になるだけで安心が買えます。
無負荷状態で50Vちょっととなりますが30Aの半分も
流さないので40V以上はキープするでしょう。
安定化しないで済むのはCWオンリーの恩恵です。(笑

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2件のフィードバック

  1. OQQ より:

    期待してまーす。ところで、それ専用のプリント基板をお作りになるのでしょうか。10メガのRXと言うのはCW受信に特化するのですよね、TXもCWonly設定ですか。AMPも10メガ専用ですよね。どこかで10メガはQRPで!ってありましたから、AMPはないのかな? こんな夜中に稚内のJR8ORCが10メガでCQを出しておりました。稚内はかなり雪が積もったようです。

  2. Qsaku より:

    こんばんは。

    ・プリント基板を昔のようにエッチング液で作ることは
     ありません。
     HFでは汎用の蛇の目基板で作っても問題が起きることは
     殆ど無いことが分かりましたし、部品の実装密度を気にしなくても
     良ければチップ状の基板を貼り付けてラウンドとします。
     グランドの取りやすさやデバイスを取っ替え引っ替えしやすく、VHFまで
     安定したものができます。
     お試しや誰かさんのようにしょっちゅう回路変更する向きであります。(笑
     もちろん仕事で作る実装密度の高いロジック回路などは基板屋さんに
     お願いすることになります。

    ・もちろんRXもTXも10MHzOnlyであります。
     プリミックス方式でトランシーブ操作にするのか、一つのケー内でも
     T・RXを完全に分離して、昔ながらのキャリブレーション方式とするか
     決定するのはちょっとお試しをした結果で結論を出します。

    ・QRP(P)で電波が出ることが基本です。
     AMPは・・・・付ける予定でした。
     ただし例えば0.5W→5W→100Wなどのように3段構えならば
     3段階の各出力を切り替えらるように考えましたが、クラブ局の
     ビギナー向け10W機や50W機はすでにあり、アンプもすぐに
     用意できるので必要ないかなと考えるようになりました。
     せいぜい500mWと5Wの切替ができるものでどうかなと。
     運用はケースバイケースになります。
     QRPでアワードをいただこうとは思っていません。
     コンディションやそのQSOの内容に応じて使い分けます。
     どぉしても伝えたいメッセージがあるときにコンディションが
     落ちてきてQRPのままで無理な場合もあるかと。
     基本的にQRPでの運用はCQを出すことになるでしょう。
     
    仕事先は大雪でしたが北広はその1/4位でしょうか。
    久方ぶりに除雪機の出動となりました。