FT-901修理@無理やり・・・

なじみの無線機屋の取り巻き(拙生もその一人)の中に
修理の達人がおります。
以前は仕事も無線・通信系で趣味においても自宅にプロ級の
測定ベンチをお持ちで、メーカで直さない(直せない)ものも
何とかしちゃうという腕前で、いつも感心しています。
ただしその御仁(N氏)が絶対に修理しないのが真空管の
古い無線機で、昔に高圧に感電したことがその理由らしいです。

数日前の話ですが、店主とN氏が修理品の話をしていた際、
FT-901の修理品があるんだけど。。。と言った途端、2人で
ちょうど居合わせた拙生の方を振り向いてニヤニヤしています。
拙生はリニアアンプなんかも触るので800Vくらいの高圧なら
平気のへの面なことをよく知っているんですね。
で、無理っくりというか、修理は拙生に振られてしまいました。

2016-11-11-17-59-54

症状は受信はOKだが全くパワーが出ないというもの。
店にはヤンガステージの出力が出ているかどぉか分かる、
広帯域のピックアップ用メータがあるので、
パワーを出すだけならやってみると引き受けました。
(もちろんパワー計やダミー・テスタ・カウンター等が
 あることは当たり前です。)

以前も書きましたがこのピックアップ、簡単に言うと
同調回路を持たないゲルマニュームラジオみたいなものですが、
この手の修理にはどんな高級な測定機より役に立つことが多いんです。

で、バラバラにして2時間ほどで、無事既定のパワー(100W)を
出すことができました。
ただしヒータSWの接触が悪いので、ジャンパーした状態で
修理・調整したので、正規にはSWを交換しなくてはなりません。
部品がないのでここまででしたが、その辺は店主の得意分野なので、
後はお任せで終了としました。

アマチュアの無線機修理って自身の以外あまりやらないのですが、
一応プロのメンテ屋としての面目躍如といったところですか。ww
直せてよかったぁ~。。。(ホッ!@大きなため息

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