RAID5から10へ変更

殆ど出来上がっていたファイルサーバーですが、
途中からやり直してしまいました。

■ RAID5 + ホットスペア
■ RAID10

どちらも最低限必要なHDDは4台です。
そして、どっちが優れものかなんてつい余計なことを
考えてしまったわけです。。。

冗長性

RAID5は3通りのどの組み合わせにおいても、2台ダメに
なるとデーターの復旧はできません。
そのために1台ダメになったものと切り替わって運用を
続けるのがホットスペアです。

RAID10は2本ダメになると復旧できない組み合わせと、
大丈夫な組み合わせがあります。
グループ1が2台、グループ2が2台でRAID1を組んだとき、
同じグループの2台はミラーリングでaとa’、および
bとb’というデーター持っています。
aとa’&bとb’がRAID0のストライピングなので、
同じRAID1グループ内の2台(aとa’、またはbとb’)が
2通りの組み合わせで壊れると復旧不能に陥ります。
   * 因みにRAID01だと4通りとなります。

コレだけ見るとホットスペアのあるほうが安心な気がします。
が。。。同ロッドのHDDで構築したRAID5であれば、1台が
老朽化した場合他のHDDも老朽化しており、高負荷となる
ホットスペアのリビルド中などにもう1台逝かれる
可能性は低くはなくそうなるととおしまいです。

ダメになる組み合わせも考慮すると、どちらも似たような
確率であると言えます。

速度

以下は拙宅のサーバー予備機によるお試し結果です。
読み込みは3台のストライピングですからRAID5のほうが
早いはずですが、2台のストライピングのRAID10と
体感的に違いは感じることはできず、50MB程度のデータの
読み込み時間はほとんど変わりありませんでした。

ところが書き込みとなるとパリティ分が負荷となる
RAIDO5よりRAID10は倍くらい早い感じです。
拙宅環境でRAID10をインストールしてみると、
時間的にはRAID5の半分もかからずに終わって
しまいました。

高価なRAIDコントローラによるハードRAIDだと
そんなに差は出ないのでしょうが、ソフトRAIDでは
CPUはの負荷が増大し、特にRAID5や6等の複雑な
演算をしなければいけないものと、RAID1や0などのように
比較的単純なものでは大きな差になるのだと推測できます。
しかもRAID5のスペアと言えども、通電しているので
稼働させていない間も老朽化は免れませんよね。
これはもうRAID10にするしかないでしょ。(笑

ということでぜ〜んぶやり直して先ほど完成させました。
共有フォルダに指定されたアクセス権をつけたり、
ユーザーフォルダの夫々にReadmeファイルを置いたり、
ゲスト用のセキュリティをキュっと締めてみたり。。。
ネットワークのチュニングやログの吐き出しなどなど。
連れ合いとのみのファイル共用である拙宅用などと違って
ファイルサーバーといえどもいろいろやらなきゃいけない
ことはたくさんあるのですよ。
ADの設定がない分すごい楽ちんでありました。

フルタワーのNAS(笑)は明日納品となります。
まずは大きさにびっくりするでしょうね。ww
次に矢のように早くなっったことにびっくりかな。

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