生存証明@長文

貧乏暇なし状態が継続しご無沙汰していました。

近況

学校のクラブ局 1月前に移動局を開局
星槎札幌ARC(海外向け Seisa Sapporo Radio Club)JR8YNK
現在12m(24MHz)50W+4eleYagiのみで運用
9X0ZM・E51NOU・SU9VB・K9W・XR0RR等数局と交信
1stQSLカード A92GE eQSLで即日get

固定局はタワーの確認申請がトラぶってストップしています。
管轄の建築指導部がCD社のタワーを許可してくれません。
接合部に高力ボルトを使用していないのが理由ですが、
上位行政機関である国土交通省や振興局では許可されているのに・・・
なにより民間のERIでは許可されます。
同じ行政区で同じ法律に基づいた申請なのに、許可・不許可の判断が
分かれるのはダブルスタンダードとしか言いようがありません。
聞けば業者や設計事務所でも呆れているとか。
口の悪い業者などからは袖の下もらって民間に仕事を流しているんじゃない?
等という陰口もチラホラ聞こえてきます。
いくら法的解釈が裁量内だとしても、管轄官庁である国土交通省の判断が
誤っているような言い分は傲慢としか思えず、徹底してつつくつもりであります。
というわけでタワーはお預け、アンテナは屋上の上に組んだままですが、
15m以下のタワーをもう一本上げて、仮上げしておきます。
雪に埋もれさすわけにはいきませぬ。
(と、書いている間にすごい雪です・・・)
上げきらないものはばらすしかない?(泣き

1KWHF用リニアアンプの整備をしました。
仮電源を引っ張ってややしばらくエージング。
何年も使用していませんので。
エージング終了後1KWCWに耐える疑似空中線に接続。
スルーの状態でエキサイターのみパワーを出すとSWRが3程度。
アンテナに繋ぎかえるとダイレクトに接続するよりS1~2位落ちる。
再度ダミーに接続してエキサイターの最少電力(5W程度)を
入力してみると一時は100W弱は出てくれたのですが。。。

リニアはGU-74Bx2で、入力は単にグリッドの50Ω抵抗受けです。
入力容量キャンセルのコイルも入っているので、当たり前ですが
エキサイターから見たZは各バンドともほぼ50Ω±j0でSWRも1です。
こいつがいきなり無限大になりパワーが出なくなりました。
通常はパワーが出ないにしても電力は無誘導抵抗に喰われるので、
SWR無限大は入力リレーがオープンになっているとしか思えません。
スルー時も接触不良なのでしょう。

数日前に入力側の小型リレーを交換しました。
スルー時のSWRもほぼ1となり、アンテナに繋ぎかえても
受信は正常になりました。
しかし・・・まだパワーがでない。
押してもプレート電流計がピクリとも振れません。
今度は送信時のエキサイターから見たSWRは1に戻っており、
入力はされているようなので違う新たな不具合のようです。
プレート、SG、CG、フィラメントの各部電圧は正常にかかっています。
であるならカソード以降の還流路がおかしいことになります。

ラッシュ時の安全対策ヒューズ・・・切れてません。
整流回路のコモン側と球のカソードの導通を見てみると、
1本は23Ω、もう1本は46Ωという抵抗値を示します。

球のカソードにはこれまた安全対策で16.5Ω(33Ωパラ)の
抵抗を挿入しているのですが、これくさいですねぇ。
というわけで早速取り外し測ってみると、33Ω表示なのに46Ωある・・・
パラっているので23Ωなのに、他方の球の奴は1本が焼き切れていて
パラになっておらず1本分の46Ω。
この程度でIPが全く流れないのはおかしいのですが、とりあえず
なくても全然OKなくので、抵抗を使わないように配線しなおしました。
球のシールドケースを開けたついでに、怪しそうなところの半田を
盛り直したところ、何とか500W程度までパワーが出てくれました。
でもGU-74Bx2で500Wは変ですよね。

いろいろ調べているうちにふと気づきました。
フィンの間から吹き上げる風が、片側は暖かいがもう一方は
冷たいままなのです。
どうやらフィラメントが点灯していない模様。。。
リニアをオフにしてプレート電圧が抜けきったところで
球を交互に入れ替えしてみました。
スイッチオン。。。やはり同じ球が点灯しませんねぇ。

球がいかれていると判断し交換を決め込んでみたのですが、
ダメな球のピンをよく見ると、気のせいかフィラメントの
7番ピンがやせ細っているように見える。(気がする)
どうせダメ球ならと思い切ってフィラメントの3・7番ピンを
半田メッキで太らせてみました。

じゃじゃーん!結果発表です。
2本とも熱風が上がるようになり1KW以上出てくれました♪
ガラスエポキシ板を加工した自作ソケットの精度が悪かったのか
球のピンが不良だったのかはわかりませんが、接触不良が原因でした。

動作が正常になったところで各バンドのパワーを見てみると、
おまけでコイルを巻いた160mは1KWジャスト程度で頭打ちですが、
他のバンドは1.5KWでてしまいます。
30/20/17mバンドはゲインが16dB以上あるようで、30W程度の入力で
1.5KW出てしまいますので、なにがしかの対策をしないと免許
されないでしょう。

現状で唯一アンテナが上がっている12mバンドではゲインは
落ちるものの、50W入力で1.7~8KWアウトです。
使ってみたいのはヤマヤマですが、ここではまだ1KW免許を
取得していないのでグっとこらえて作業を終了しました。
ベアフットでS21ZBBのパイルアップが抜けたのでヨシとしましょ。
6mリニア(3-500Zx2)は時間切れで後日とします。

パワーの出過ぎ対策は、グリッドの抵抗を50Ωから12.5Ωに変更し、
4:1のZ変換をすることで、ドライブ電圧を得るのに4倍のパワーが
必要になるようにし、エキサイターを100W機とします。
余計に押さなくてはいけませんが12.5Ωとすることで、球の
入力容量をほぼ無視できるようになるメリットがあります。
一番パワーの出るバンドが1.2KW以下で、出ないバンドが500W
以上ならOKです。(+20%-50%)

とりあえずタワーが足りないので、マルチバンド(1KW対応)の
万歳アンテナを使って1KWの免許を取得しちゃう予定です。
総通さんには、タワーが上がりアンテナを変更するときは
変更届に電波防護指針の適合証明になる資料を添付することを
お約束してあります。
ダイポールで免許された後、こっそりビームに上げかえるような
姑息なまねはいたしませぬ。(笑
ダイポールでは50MHzの1KWは難しいので、諦めて500Wとするか
俯角減衰量を稼ぐために電波防護指針に適合する程度の
ビームアンテナにするか思案中です。

考えると・・・
フィラメントを点灯させずに他の電極に電圧をかけてエキサイタから
電力をぶち込んでしまったり、入れ替える時に手を滑らして衝撃を
与えてしまったりしたにも関わらず、何事もなかったようにパワーを
ひねり出してくれるGU-74Bって強いですねぇ。(@_@)
ダミーもこの程度の試験ではほのかに温まるくらいで実に優秀です。

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