用途 オリジナルな設定済みLiveメディアを作成
ubuntuをインストールしたマシーンに施した設定を
マルごと引き継いでLive(インストール)メディアを
作成する。。。
つまり複数のパソにインストールする場合、1台を
全てのパソの共通した設定を終わらせた時点で
その設定まで反映されたインストールメディアを
作成すればクローンマシーンができることになります。
企業や学校など、多くのパソに同じ設定を延々と
繰り返さなくても済むのですごく重宝します。
ubuntu12.04LSTまではRemastersysで環境をマルごと
ISOファイルに変換し、それを素にLiveマディアを
作成していましたが、開発が終了し現在ではそこから
フォークしたRelinuxが後継となりました。
入手先は、https://launchpad.net/relinuxで、現在の
最新は【relinux_0.4a1-5_***】のようです。
***の部分は使用パソが64ビットならamd64.debで
32ビットだとi386.debというように、自身の環境に
応じ選択します。
ubuntuソフトウェアセンタから開いてインストール。
これによりメニュー → システムツールから起動
できるはずですが不具合があり起動してくれません。
コマンドから起動するとasciiがデコードできないゾ!
ってエラーを吐いているのが分かります
これはエンコーディングのディフォルトがasciiに
なっているためで、以下のように設定を変更します。
変更するファイル /usr/lib/python2.7/site.py
*python3.4にもsite.pyがありますが2.7の方です。
geditで編集の例
$ gksu gedit /usr/lib/python2.7/site.py
(gksuをインストールしていないときはsudoで)
編集 → 設定 で行番号をつけると494行目、
またはasciiで検索する。
encoding = “ascii”
を
encoding = “utf-8”
に変更して保存。
これでメニューから起動できるようになります。
操作はスーパーユーザー権限が必要なので
パスワードを尋ねられます。
もちろん
$ sudo relinux
と、コマンドから起動してもOKです。
アドバンスな設定もありますがディフォルトのまま
進んでStart!をクリックすると始まります。
最後にISOファイルにしまっせ。というのにOKで
実にあっけなく終了します。
と言っても拙生の環境で小1時間と時間はかなり
かかりますが。
作成されたISOファイルはディフォルトのままだと
custom.isoとして/home/relinux/下に置かれます。
ただし所有者がrootなのでLiveメディア作成時に
$ chown username:groupname /home/relinux/custom.iso
としなければダメだった記憶があります@定かでなし
焼こうとして怒られた場合は試してください。(笑
これで全く同じ環境をクローンできます。
もちろんLiveメディアで起動することもそこからHDDのに
インストールすることも可能です。
ただし拙生がお試しした際は、Liveでは固定IPなどは
Remastersysのように引き継がれませんでした。
もちろん同じIPアドレスはまずいのでそのほうが
ベターであり、Liveの時点で設定してインストールすれば
その設定は引き継がれます。
*注意
環境によってはLiveで起動してもインストール時に
エラーを起こすことがあるらしいです。@経験なし
ubuntu12.04LSTあたりではUbuntu-Builderという
アプリも使えましたが、その後どぉなったか調べて
みましょ。