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フェージング

某所で1アマ合格に向けてお勉強中のA氏が
すでに1アマ取得済みのB氏に質問しているのを
横で聞いていました。

A氏
DSBよりSSB、更にCWのほうがS/Nが良いのは
どぉしてだい。

B氏
占有周波数帯幅が狭いほど受信するノイズ出力が
少ないからさ。

拙生
フムフム。

A氏
じゃぁ、DSBよりSSB、更にCWのほうがフェージングが
少ないのはどぉしてだい?

B氏
フェージングは皆一緒だよ。

拙生
はっ??と思いつつ我慢して聴くことに。

A氏はよく出題されるA3とA3J(J3E)の特徴の
比較問題について聞きたかったのでしょう。
無変調時の出力についてや混信の影響などは
B氏の解説で十分だったのですが、任意の
変調度の時の出力についてあやふやだったことと、
フェージングについてはそのままで終わりそう
だったのでつい口を挟みました。

任意の変調度の時の空中線電力

AMは(1+m^2/2)Pc
SSBは(m^2/4)Pc

変調度m=1(100%変調)なら
m^2=1^2=1なので

AMは1.5Pc
SSBは0.25Pcである。

つまりSSBはAMの1/6の電力で、同じ情報量を
伝達できることになることを説明し、
フェージングについては、受信周波数帯幅内で
周波数や減衰量が時間ともに変化する選択性
フェージングがあり、これは伝搬路において
f特が時間と共に変化する物体が存在する場合に
起きる現象であること、SSBの占有周波数帯幅が
AMの1/2なら、選択性フェージングの影響を受ける
確率も1/2になると言う話で締めておきました。
所謂旨いトコ取りってやつですね。(笑

ついでに書いておきますが、選択性フェージングの
特徴は、受信レベルが下がる時は一瞬であり、
またレベルは下がらなくても受信出力の歪が
大きくなり、明瞭度が下がってしまうこともあります。
B氏はフェージングと言うと干渉性や偏波性
フェージングのように、受信レベルがフワフワと
動くもの(一般的に言うとQSB)しか頭になかった
ようであります。

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