初七日

昨日初七日の法要もつつがなく終了し、
本日から日常が戻ってきました。

晩年歩くのもおぼつかなくなった義父ですが、
家にいた時は歩行器の前にカゴを取り付け
愛犬を乗せてゆっくりゆっくりとではありますが
一丁角の散歩を欠かしませんでした。
愛犬もそれを楽しみにしていました。

ソファーはリクライニングで足も持ち上がるのですが
投げ出した義父の足の間に挟まっているのが愛犬の
定位置でありました。

病院から拙宅に戻ってきた義父を
かわいがっていた愛犬が不思議そうな顔で
何度も首をかしげながらじっと見つめていましたが
顔を鼻先でつついてみたり舐めてみたりしても
反応がないのでそれなりに悟ったのでしょう。
しばらく枕元に座り込んでいましたが、
布団の中に潜り込んで頭と足元を行ったり来たり。

動物はあまり好きではなかった義父ですが
散歩用にと誕生日にプレゼントとしてから10年余り、
実によくかわいがってくれていました。

昨年暮れから入退院繰り返しあまり家に
いなかったせいか、いないことに対しそんなに
違和感がないのが残された者にとっては救いです。

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