4cx1500Bx9
注 4cx1500B 9パラアンプの話ではありませぬ!
本日リニアアンプの修理部品が届いたと
連絡があり、いつも作業場とさせて頂いている
FDTラボへ出向いたのですが、梱包を開けると
欲しかった部品とは違うものが入っていました。。。
修理は後日となりましたが、せっかく出向いたので
本日は真空管のチェックを行いました。
ブツは4cx1500Bの中古球9本です。
他の球のようにテストベンチは作らず、チェックには
実際のアンプで差し替えて動作させてみるという
方法をとりました。
アンプはFDTラボの主が球のチェック用に入手して
あったのですが、拙生がチェックした時には働かず
リレーの接触不良やホールによるプレートチョーク
コイルの修理で動くようになったやつです。
このアンプでは球の最大スペックは引き出せませんが
一応50W入力程度で1KWを超えれば良いだろうという
実にアバウトなチェックであります。(笑
結果は9本中7本が1発で合格。
2本が700W程度で飽和状態です。
半分も生きていれば良いと思っていた主も一安心。
でもこのへんに関してはシツコイ拙生は諦めずに
長めのエージングの後にもう1度試すと、1KW
エレメントの鳥さん43号(バード43のこと)が見事
振り切れました。
もう1本も・・・と期待しましたが、こちらはかなり
押しても(90W)900Wしか出てこず、後日の課題と
なりました。
ついでに差し替えの効く4cx10008本の未チェック品が
あったので1本を試したところ、実に元気よく動き合格♪
2本目は・・・バシッバシ・・・とラッシュしFUSEが飛んだ
ところで本日の作業を終えることにしました。(笑笑
このリニアアンプ。
移動しない局の設置場所・設備変更に使ってやれと
狙っていたもので、まだ自分のものでもないのにセコセコと
磨いたり修理したりチェックを手伝ったり・・・
ラボの主も半分諦め顔であります。w
真空管の能力はともかく、電源トランスや抵抗受けの
入力回路の耐電力等々を考えると、1.2KWが目一杯で、
ピッタリ目的と合致するわけです。
古いのでWARCバンドはついていませんが、24は28、
18は21MHzのコイルでちゃんと1KWでます。
例えば28でQ12となるコイルは、24ではQ14ちょっと
なので問題ないということです。
18と21も同様ですが、問題は14のコイルを10MHzで
共用させるときは14でのQを10程度まで下げる(XLを
増やす)ようにしないと10でQ15を超えてしまうので
14MHzのタップ位置を変更しなくてはなりません。
そのままの状態で試してみましたが、案の定現状の
タップ位置ではHighQ(LowL HighC)となりV両方共
VCの最大容量では足りないという結果になりました。
実はパワーが出始めた時にすぐに21MHzのコイル位置で
18を出してみたのですが、18MHzではプレートチョークに
ホールが発生して煙が上がり一部が黒焦げになりました。
どぉせこのコイルは明らかにローバンドではインピーダンス
不足でしたので、ボビンを変えて分割巻きしたものと
FT-114に巻いたものの組み合わせにしてみました。
(まだインダクタンスが足りないので後日対応。)
トップバンドで十分足りているリニアってあまり見たこと
ありませんけどね。。。
* よく言われる最低プレートインピーの5倍、できれば10倍って・・・
5倍でもプレートインピーが2KΩだと10KΩ。
1.8MHzでは884μHにもなっちゃいます。
すべての球のチェックが終わったあと、交渉する予定ですが
アンプと球2本をぶんどられるラボの主は一体どのような
顔をするのでしょうか。ww
ちなみに次回は免許用6mアンプをいじる予定です。
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