不要サービス停止

今日は予備機3台のアップデートのついでに、やっていなかった
不要サービス停止の設定をしました。
例えば使わないのにディフォルトで起動してしまう
Bluetoothなどのサービスはバシバシ停止しちゃいます。

以下はその操作方法です。

■ GUIから操作 ■

WindowsOSのmsconfigに相当するのがBootUp Managerです。
BootUp Managerを使うにはは【bum】パッケージをインストール
します。

% sudo apt-get install bum

起動
システムツール⇒システム管理⇒BootUp Manager

bum

不要なもののチェックを外し適用させるだけですが
Advancedではもうちょっと詳細に設定ができます。

■ CUIから操作 ■

この操作に関しては設定も視覚的にも、拙生は
コマンドラインのほうに軍配を上げます。

まずは一覧を見てみましょう。

以前は【chkconfig】コマンドで表示されましたが、
最近は【sysv-rc-conf】を使います。

まずsysv-rc-confのパッケージを導入します。

% sudo apt-get install sysv-rc-conf

一覧を表示させます。

% sudo sysv-rc-conf –list

acpi-support 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on
acpid
anacron
apparmor S:on
apport
atd
avahi-daemon
binfmt-suppo
bluetooth
brltty S:on
casper 0:on 6:on
clamav-fresh 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
 − 中略 −
smbd
speech-dispa 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
ssh
sudo 2:on 3:on 4:on 5:on
sysstat 2:on 3:on 4:on 5:on
tftpd-hpa
udev
umountfs 0:on 6:on
umountroot 0:on 6:on
unattended-u 0:off 6:off
urandom 0:on 6:on S:on
vboxautostar 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
vboxballoonc 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
vboxdrv 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
vboxweb-serv 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
winbind
x11-common S:on
zram-config

サービス名の後にあるのはランレベルです。
ここでは詳細の解説はしませんが、ランレベルをサラッと言えば
0(システムストップ) Sまたは1(シングルモード) 2〜5(通常起動)
6(再起動)となっています。

例えばacpi-supportを停止させるには

% sudo sysv-rc-conf –level 2345 acpi-support off

です。(実際においてはacpi-supportは停止させません。)

が、おすすめは以下の方法です。

% sudo sysv-rc-conf

bum-cui

矢印キー    選択
スペ−スキー  ON/OFF切り替え
Q       終了

これだとランレベルを含めて視覚的な設定ができます。

設定後に確認したいときは

% sudo sysv-rc-conf –list プログラム名

実はLinuxの機能上、不要なサービスを停止しても
WindowsOS程はパフォーマンスの改善は期待できません。
ただ若干のメモリなどリソース消費が軽減されることと
そのプログラム自体や脆弱性による不具合を考えると
不要サービスは停止しておくことにこしたことはありません。

停止例

ブルーツースがいらなければ bluez-alsa や bluez-cups
印刷しなければ cups および cups-*
インスタントメッセンジャーがいらなければ empathy
ディフォルトのバックアップを使わなければ deja-dup
拙生のようにUnityが嫌いで使わなければ unity-*

ご自身の使用環境に合わせて停止してください。

ちなみにespeak(外国語の発話シンセ)など、メインマシーン
のみ使っていて、他のマシーンは停止しているという機能も
いくつかあります。

HOME

おすすめ