バックアップ&リストア
ネットワーク接続不可騒動で久しぶりにお話した
システム担当者様から、騒動が収まった後でubuntuに
関してのいろいろなご質問を受けました。
ここで会ったが百年目? (笑
その中からバックアップについて語ります。
ディレクトリ単位でバックアップを取るなら
いろいろななツールがありますが、ubuntu導入時に
システムごと取りたいということだったので、
ddコマンドによるバックアップとリストアの方法を
お教えしておきました。
しかし、やはりコマンドからの操作は面倒だったらしく、
GUIのツールはないのか?ということでした。
拙生自身はお試し程度の使用経験しかないのですが、
バックアップ・リストアに特化したLinuxがありますので
それをご紹介しました。(GUIツールではありませんが。。)
【Clonezilla】
以下のサイトで入手できます。
http://www.clonezilla.org/downloads/download.php?branch=alternative
アーキテクチャで64bitかそれ以下(i386)かを選択します。
ファイルタイプはisoを選択してダウンロードします。
それをCDに焼きます。(イメージを展開して焼く)
作成したLiveCDで起動します。
起動したらメニュー画面で【Clonezilla live】を選択
以下の画面で設定を進めてゆく。
以降、 ・項目の選択は上下矢印キー or Spaceキー
・TabキーでOKを選択
・Enterキーで決定
【起動後の設定】
1 言語選択 Ja_JP.UTF-8 Japanese
2 キーボードレイアウト 完全なリストからキーマップを選択
3 キーマップ一覧
pc/qwety/Japanese/Standard/Standardを選択
4 操作の選択 Start_Clonezilla Clonezillaを開始します
【バックアップの設定】 ー USB-HDDを保存先とする例 ー
1 モード選択 device-image
2 保存先 local_dev
3 保存先の詳細 ローカルディスク(USBーHDDなども含む)
4 USBーHDDをマシンに挿入して認識(10秒)後にEnterキー
5 保存先デバイスの選択 USB-HDDを選択
6 Clonezillaディレクトリ /ローカルデバイス最上位のディレクトリ
7 デスク容量表示 Enterキー
【バックアップ】
1 バックアップモードの選択 Beginner 初心者モード
2 バックアップの方法 Savedisk
(Savedisk-disk単位 Saveparts-パーティション単位)
3 イメージファイル名 (日時のファイル名で良ければ)Enterキー
4 バックアップするデスクの選択
5 コマンド例 Enterキー押下のあと yを入力してEnterキー
バックアップが始まります。
【バックアップ終了時】
1 Enterキー
2 0を入力してEnterキー
3 メディアを取り出すしてEnterキー
パソコンがシャットダウンします。
バックアップとは逆なだけで、リストアも同じような
操作方法なので割愛します。
エキスパートモードを選択して更に詳細な設定も可能ではありますが、
ビギナーモードで十分目的は達せられるでしょう。
参考
ディレクトリ単位のバックアップのみを行うなら
もっとシンプルなバックアップツールがあります。
一般的なのは【Simple Backup】ですが【Deja Dup】は
更に簡単です。
システム全体をバックアップするならGUIのツールは限られますが、
ubuntu【Linux】に慣れてきたらコマンドラインで【dd】なんぞを
使ってサラリとやるのがお洒落かもしれませんね。
HOME
最近のコメント