年末までの命か@CentOS8

年末までの命@CentOS8

CentOS Project は2020 年暮に 、今後の開発は
CentOS Stream にフォーカスし、Stream以外の
リリース形態の CentOS8メンテナンス終了日 を変更し、
現行の形態でのリリースを 2021 年末とすると
いきなり発表しました。
冗談かと思ったのですがマジなようでビックリ。

CentOSは有償のRedHat EnterpriseLinux(RHEL)から
商用部分のライセンスを外したオープンソースです。
最新鋭のアプリはFedoraで導入された段階では不安定で、
CentOS8 Streamの段階でテストやバグフィックスが行われ
安定したものが有償のRHELに導入されます。
その後に無償であるCentOS8としてリリースされるので、
時間がかかるために使用アプリが最新バージョンとは
ならない場合が多いのですが、そのデメリットを補って余りある
安定性が売り物のサーバー用ディストリビューションです。
所謂枯れているディストリビューションってやつです。

拙宅サーバーで使用しているCentOS7シリーズは、2024年まで
セキュリティのサポートを受けられるのですが、クライアント様に
納めたサーバーにCentOS8もあり、そのうちの1台はイントラネット
内のファイルサーバーにしか使っていないのですが、外向けに
公開しているサーバーもあります。

実はストリームへの移行は簡単で、いくつかコマンドを叩けば
CentOS8は簡単にCentOS8 Stream(CentOS Stream8 ?)に
変身できちゃうのはお試し済みです。
しかしRHELのリビルドだから高い安定性が確保できていたのに、
アップストリームで大丈夫か?という不安が大きいのと
サポートが短く2024年5月までですから、同年7月までのCentOS7
のサポートが終了した頃には、異なるバージョンになって
しまうでしょうから、拙宅サーバーでは慌てて導入する意味は
まったくないことになります。
問題はCentOS8で納入した3台ですが、こちらは拙宅で変身させた
お試しStream機で今年暮れまでいろいろやってみて、問題がないか
あっても対応できるようなら変身させちゃいます。

しかし2029年までの長期サポートがあることが選択した大きな
要因の一つだったのに、いきなり2021年でやめま〜す、は
ないっしょや!(怒

2029年までCentOS8のパッチを有償で提供するところも
早速現れましたがこれまた結構なお値段ですが、背に腹は
変えられないところは購入するんでしょうねぇ。
ま、せっかく予備機を何台か構築してありましたが、
他のディストリビューションで構築し直す方針で行きます。
第1候補はCentOSの元開発者がCentOSの立ち位置を後継する
という宣言をして起ち上げたプロジェクトが発表した
Rocky Linuxになるかな?
Oracle LinuxやAlmaLinuxあたりも使えそうです。。。
RHEL互換に限定しないならDebianやUbuntuサーバーでも
十分いけるでしょう。

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