ウオルボックスその２

ここ数日必要最小限の仕事以外は何もしなかったので
リハビリをかねてウオルボックスにEFHWアンテナ用の
マッチングを組んでみました。
先日画像を載せたものより一回り大きなWB-2AOJを
見つけてあったのでそれを使用しました。

実は手違いで2mmのホルマル線が届いていないので、
2SQの被覆線で試したら問題なさげなのでそれを使用。
中はほとんど拠りがない極細錫メッキ線なので
フレキシブルでピッタリ巻けました。
アンテナ代わりに2.2KΩを抱かせると350pFあたりで
1.85MHzでVSWRは1.0になりますが、1.8ジャストで
VSWR1.7、1.9MHzはVSWR1.5と、固定Cで共用は
ちょっと厳しい？
ここは高耐圧のセラCを抱かせますが、お試しで
分かった容量分をFDTラボから引き上げてこなくては
いけません。

VCでADJするとしたらケースが小さいので、別ケースに
しなくてはいけません。
400pF程度の高耐圧エアーVCは大きすぎるので、
VVCが最適でしょう。
10KV500pFのVVCなら先日の小さい方のウオル
ボックスに入りそうですね。
お試ししたときのエアーVCと固定C達です。
固定Cは7.5KV耐圧ですが、エアVCは4KV（3.8mm)程度
しかありませんのでベアフットでしか使えないでしょう。

リンク結合側は例のスピーカケーブルです。ｗ
アンテナを2.2KΩとしているので50Ωに変換するのに
巻数が3Tとなりました。
2.2KΩとするのはトップバンド用だからで、地上高が
あまり取れていないとエンドフェッドと言えども
インピーダンスは下がります。
更に、コイルのホット側にHWのアンテナが接続され、
コールド側に何もない状態においては、アンテナの効率が
下がってしまい、還流路としてシッポを付けることで
効率低下を回避します。
注意すべきは、これはオフセンター給電ではありません。
ですからアンテナ側はあくまでもHWであり、シッポは
別途になります。
このシッポにより終端効果が下がるせいか、インピーも
下がる傾向になります。
なんだかんだで2KΩ前後となることがほとんどなんです。

一応コモンモード用として気休めにFT240#43×2に
5D-2Vを巻き付けてますが、同調用のT-200-2×3スタックを
トップバンドで使うなら、耐電力からみて1KWちょっと位
ですので太いケーブルにしませんでした。
T-200-2×4とかにして8D-2Vや10D-2Vあたりだと2KWは
いけるでしょうけど、FT240#43には巻けない（巻きづらい）ので、
既成品を外つけするか、簡易的にはシリンダー型のフェライトコアを
同軸ケーブルに必要個数くぐすだけにすると良いでしょう。
もちろんトップバンドではかなりの個数が必要です。

ちなみにウオルボックスは未来工業の商標であり、同様なものの
日東工業での商標はプラボックスです。