接地はミズモノ

小樽のお仕事は本日まで。
入らなかったものや、特殊工具の供給が
間に合わなかった部分を残しましたが、
後は拙生抜きで終わらせてもらいましょ。w

100Ωと言えども・・・

300V以下の低圧用ボックスにはD種接地工事
(100Ω以下)が必要ですが、アース棒を打ち込める場所が
小高くなっており、土留のコンクリートとの距離が狭く、
基礎がはみ出しているのか、1mちょっとのところで
当たってしまい深さが取れないようです。
さらに試掘してみると、他のアース線や配管などが
ゴロゴロ出てきたようで、条件が悪すぎて供給された
アース棒2本を斜めになんとか打ち込んで測定した
らしいのですが、140Ωだったようです。
ホームセンターにアース棒を買いに走ったのですが、
その間に拙生がなんとかしてやろうかと。w
離隔が取れないところで足し増ししても、殆ど下がって
くれないので、後はアースロンなど接地強化剤を使うか
土を締めてやるしかないと、試しにアース棒を埋め戻した
ところを、何もなかったのでそのへんに転がっていた
レンガで叩いて、人力転圧?を掛けると、140Ωが
見事120Ωまで下がってくれました。
そこで手が真っ赤になるくらい思いっきり、何度も何度も
叩いてみると、買い物部隊が帰ってくる頃には、100Ω程度
までになりました。
で、本日人力タンパーを持っていって、さらにガチガチに
転圧・整地しておきました。(80Ω)
正式名称は分かりませんが、拙生の持っているものは
ランマープレート(超肉厚の鋼板)にリブを立てて
パイプが溶接されており、亜鉛どぶ漬メッキされた
たいそう立派なものです。
まともに買うと定価50K円近いものらしいのですが、
もちろんまともに買ったものではありません。www
生コンを使わないタワーやパンザーマストを埋め戻す
ときに地固めするときのものですが、今回は機械の
入らない場所で接地抵抗を下げるのに大活躍しました。

明日から7日まで出張なので準備をしてから寝ます。
名寄・富良野方面は大雪らしい。。。^^;;

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3件のフィードバック

  1. oqq より:

    Oba-Qs様、お仕事お疲れ様でした。軽石台地と呼ばれる溶岩の上にタワーを立てております。FTIに依頼して軽石を削って基台をコンクリートで固定し、クランクアップタワーを乗せました。クランクアップタワーと近くを走る鉄製水道本管(直径50cm、地下60-80cm)の直流抵抗(?)のテスターでの抵抗値)は10KΩを超えておりました。接地型ANTは諦めざるを得なかったのですが、地下を走る水道本館に密かに鬼撚線と大型ワニ口クランプを使いタワーに連結すれば、タワードライブは理屈上は可能でしょうか、法的にはバレない限りOKでしょうか。この50cm水道管は少なくとも浄水場から8㎞の長さがあります。私もレンガを叩く意欲は持っております(叩くスピードはOBA-Qさんの1/100にも及びませんが・・・)ご助言期待しております。深夜にヘッドライトをつけてスコップで掘れば水道本館は出てきます、実証済み。深夜でなければ通報されます、たぶん)

  2. Qsaku より:

    溶岩・・・軽石・・・厳しいですねぇ。

    水道管をアースとするときは、その水道管の
    管理者から許可を得る規定になっていますが
    許可は下りないでしょう。
    強電のアースで漏電があれば、蛇口で感電。。。
    アンテナアースはある意味高周波を漏電させて
    いる状態ですからやはりビリビリでしょうか。。
    水道管材質にもよりますが、金属に電流を流すと
    イオン化・腐食・穴が開く・漏水もありえます。

    それら一切を無視して頬っ被りにヘッドライトで
    夜中中頑張っても苦労は報われません。
    アンテナのアースの良し悪しは、直流や低周波で
    測定する接地抵抗の低さではなく、地表面が
    高周波的にいかにフラットかで決まります。
    被覆線を地表に転がしておくカウンターポイズや
    グランドスクリーンなどとなりますが、なるべく
    多くの本数が必要で、本数を増やすほどゲインが
    上昇し、打ち上げ角は低くなります。
    理屈は簡単ですが実際は大変です。
    多くの

  3. OQQ より:

    危ない橋を渡るところでした( 〃..)・・・