CentOS7移行作戦開始
土日で重たい腰を上げてCentOS7(64bit版)にチャレンジ。
お勉強のために予備マシンへインストールし
主なサーバーアプリをお試ししてみました。
実はCentOS6(現在ver.6.5)のサポートは
非常に長く2020年11月30日までです。
(PHPのver.5*も含めてサポート)
Fedora17からCentoOS6に鞍替えした時は、
サポート期限いっぱいは使い続けるつもりでしたが、
先に現用ハード(サーバーマシン自体)が逝かれそうで、
ハードがお逝きになられる前に新しいものに更新する際、
ver.7にしてしまった方が良いかと考えました。
CentOS6系と7の違いはいろいろありますが、
拙生にとっては、Kernel 3.10.0になったことで
initデーモンがSystemdに変更されたのが一番大きい
違いと言えるでしょう。
fedoraは現在ver.20まで進んでいますが、拙生が
利用していた最後のバージョンである17の時には
すでにSystemdが採用されていました。
しかし採用初期の15あたりではinitと混在して
いたために、慣れるまでデーモンの起動や再起動・停止を
行うたびにどっちだったけ?と戸惑いました。
例えばinitでネームサーバーを管理する場合だと
登録は
# chkconfig –add named
自動起動は
# chkconfig named on
その都度の起動(再起動)(停止)は
# /etc/init.d/named start(restart)(stop)
または
# /etc/rc.d/init.d/named start(restart)(stop)
ってなコマンドでしたが
systemdだと
# systemctl enable named.service
やら
# systemctl start(restart)(stop) named.service
と全く違がったのです。
全てのサービスをどちらで管理しているのかを
覚えることは拙生には無理だし、どぉせそのうち
全てsystemdでの管理になることは分かっていたので、
やって怒られたら違う方。。。て決め込んでました。
しかしせっかく打ち込んだコマンドが無駄骨に
なることは結構なストレスでありました。
CentOS7では全てがsystemdになったのだからいいじゃない・・って?
拙生にとってなぜ大きな違いなのかというと、chkconfigやinit.dなど、
頻繁に打ち込んでいたコマンドに慣れ過ぎていて、systemctlと打つのに
指が躊躇するからです。
systemdは並列処理によりinit時代にあったオーバーヘッドが
軽減(処理が早い)されたりして優れているのは間違いないので
許してやりましょ。(笑
更にGUIでのインストール時にRAID構築を行う方法も大きく
変更されています。(ソフトRAID)
ver.6ではストレージ2台でRAID1を構築する場合、予めそれぞれの
ストレージにおいて同じ容量のRAIDパーティションを個々に
切っておく必要がありました。
そのあとで同じサイズのパーティションの組み合わせで
RAIDデバイスを作成し、そのデバイスに対しマウスポイント
(/ や /boot /usr 等)とファイルシステム(ext4など)を
指定してやりました。
CentOS7ではRAIDに参加させる複数のストレージを指定し、
最初にマウントポイントとファイルシステムを指定しちゃいます。
どこにもRAIDなんて書いてなくって、最初は1台でインストール
してからコマンドで構築してやるかなんて思っていましたが、
そんなわけないと思い探してみると・・・ありました♪
ダイヤログの設定で適当なファイルシステム(ext2やext4等
なんでもOK)を指定しておき、出来上がったマウントポイントの
プロパティを後から編集するのです。
左ペインにあるマウントポイントのプロパティが
右ペインに表示されますが、最初に設定するダイヤログとは違い、
その中のプルダウンで選択できるファイルシステムには
RAIDが入っているじゃありませぬか。。。
RAIDを選択すると最初に指定したストレージすべてに同じ
パーティションが切られるので、個々に切る必要はありません。
簡単に書きましたが、順番が全く逆になったなんて思いも
しなかったので。。最初の設定ダイヤログでRAIDが表示
されなかったために、30分近くあちこち探しまくりました。
諦めて先に進んでみたら見つけたというわけです。^^;;
さて、予備機として寝ていた古いマシンを揺り起してみると、
500GBと300GBのHDDだったので、300GB分でRAID1を構築して、
インストールし、主要サーバーアプリを一通りさらってみましたが、
問題なさげなので、時間が取れたときに新しいマシーンに
2TBのHDDで正規に組んでみようかと思ってます。
メモリは4GBで十分なのですが、格好つけに8GBかな。(w
時間が取れたときって・・・ドサ周りが終了してからかなぁ。
HOME
初心者にも分かりやすく、centos7のRAIDの設定を教えて下さい。
頼みます。
postの内容は備忘録的なもので、決して教本的なサイトでは
ないことをご理解ください。
またサーバーは長いことやっていますが、必要にかられて最小限を
サラっとやっているだけなので、拙生自身が初心者みたいな
レベルであり、読み返してみてもこれ以上簡単に書くことは
拙生には難しいようです。
またコメントからはインストール時におけるGUIでの設定方法なのか
fdiskやmdadmなどのコマンド操作の方法なのかも分かりかねます。
インストール時のGUIなら上記POSTの内容で網羅されていますし
fdiskやmdadmなどでの設定はーこちらーあたりに
参考になりそうなことがPOSTしてありますが、ビギナー向教本として
わかりやすく説明してあるサイトはたくさんありますので、
ぜひ検索してみてください。
MySQLはrpmでもインストール出来ないのでしょうか。
頼みます。
rpmでのインストールは簡単です。
先にmariadbをぶっ殺します。
yum list installed | grep mariadb
mariadb-libs.*** などがあったら
yum remove mariadb-libs
で消し去ります。
http://dev.mysql.com/
上記サイトからMySQLの最新バージョンをwgetします。
例
wget http://dev.mysql.com/get/Downloads/MySQL-5.6/MySQL-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm-bundle.tar (実際には一列です)
展開します
例
tar xvf MySQL-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm-bundle.tar
展開されたパッケージ
MySQL-embedded-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm
MySQL-devel-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm
MySQL-shared-compat-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm
MySQL-shared-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm
MySQL-server-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm
MySQL-client-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm
MySQL-test-5.6.19-1.linux_glibc2.5.x86_64.rpm
これらを
rpm -ivh MySQL-***.rpm
のように全てをインストール
以上です。
ご丁寧にありがとうございました。
ただ、これだとSELinuxではねられてしまいました。
私みたいな素人には、マウスポイントとマウントポイントと間違えられると、死ぬほど一日中悩んでしまいます。
マウスポイント・・・失礼しました。
訂正させて頂きます。
すべてのシステムでSELinuxが採用されているとは限りません。
拙生の環境ではシステム起動時にSELinuxとの依存関係による
バグが発生し、セキュリティソフトとの競合を回避するおまじないを
したところ、コンパイルは成功したものの、モジュール取り込む時に
シャットダウンしてしまう現象が解決できずに、それ以来
SELinuxはdisabledの設定がお約束となっています。
現在は再度採用しようとトライ中ですが、
多くの公開サイトで解説されているとおり、SELinuxの
採用による不具合は少なくないことと、kernelバージョンによる
微妙な違いなどがあるので勉強不熱心な拙生向きではないようです。
そのような問題がない環境でSELinuxを採用されているのなら
セキュリティポリシのアクセス許可設定をすれば良いだけだと思いますが。
繰り返し申しますが本サイトは備忘録的な管理人のつぶやきのようなもので
拙宅サーバーの環境の範囲で、技術的には本人が分かれば良い程度の
書き方しかしないので、教本的な完璧な解説はご期待に添えないと思います。
ご丁寧なご返答ありがとうございました。
rpmによるインストールはプリントして利用させていただきました。