井上尚弥 VS ジェイソン・モロニー

本日はなんとか動ける感じでした。
明日から名寄なので今晩中の復活は必至です。

体を休めながら先日ラスベガスで行われた
WBA/IBF世界バンタム級タイトルマッチ
の動画を観ていました。

WBSSバンタム級トーナメント以来1年ぶりの試合ですが
モンスター井上直也がベルトを守れるのか。。
と言うよりは、勝ちは堅いのでどこでどのように
フィニッシュするのかと思っていましたが、やはり
モンスターはモンスターでしたね。

挑戦者のジェイソン・モロニーも、ガードが固く
足も動きショートレンジが得意な挑戦者です。
相手がモンスターでなければとても強いボクサーですし
しかも井上が一番やりづらいタイプかもしれません。
結果は7RKO勝ちと分かっていたのですが、1R目を
観ただけでで分かっちゃいました。
ショートレンジを得意とするモロニーが入ってこようと
したときの左ボディとこれ以上無いというくらい
無茶振りの鋭いアッパー。。。。
当たれば即座に試合が終わってしまうアッパーカットです。
当たらなくてもこのボディとアッパーでモロニーは入り込めず、
ミドルレンジという一番危険な距離で井上の攻撃を受ける
ことになってしまったわけです。
この時点で勝負あり!って感じですね。
残念だったのはショートレンジで打ち合わないので
2人とも得意なボディショットの打ち合いは観ることが
できなかったことです。

井上は圧倒的優位に試合を進めていましたが、3R後半から
4Rに掛けては倒しちゃえ!の力みが入ったのか固くなって
ガードも下がり、ちょっとおや?って感じはありましたが、
5Rからは修正もきき鮮やかなステップワークのミドルレンジ
からのパンチで相手を削っていって6Rに最初のダウン。
1Rから使っていたダブルジャブの2発目に合わせたものでした。
相手はガッチリ右をガードしていたにもかかわらず、
大振りしないでストレートに近いような肘の使い方で
その内側をすり抜けるようなパンチでした。
いつ打ったんだか分からないスピードで、一瞬スリップかと
思いましたがダウンが宣告され、解説者もジャブの差し合いからの
ダウンとか言っていましたが、角度を変えたスローで観ると、
Wジャブの2発目と同時に、コレ以上のタイミングはないという
左フックがカウンターでヒットしているのが分かり、ちょっと
身震いしちゃいました。

7Rはもう出てこられなくなった相手に、打ってこいという
ガードの体勢を取ったので、いよいよフィニッシュに入ったことが
分かり、いつカウンターが炸裂するのか瞬きせずに観ていましたが、
フルマークでポイントを取られ、攻撃しなければ勝機のない
モロニーが思惑通りワンツーを打ってきたところに、ガコンと
音が聞こえそうなエグいカウンターの右ストレートが入り
ジ・エンドでした。

相変わらずジャブは速く、しかもストレートと呼んでも
よいような堅いパンチですし、目が良くて簡単に打たれない。
でもそれらは今までの試合でも観てきた井上の凄さです。
今回の井上のなにがすごいって、2度のダウンを奪った
カウンターパンチですが、実は両方共その前に軽くても
当てられていたパンチに対応したように見えました。
1回目のWジャブもそうですし、2回めのワンツーもです。
相手にすれば、お、当たった、もう一丁!と打ち込んだら
カウンターでダウンさせられたわけです。
この適応能力、所謂ボクシングIQの高さは鳥肌モノです。
モロニーにとって数少ない有効パンチでしたが、一度みせた
パンチをもう一度有効だと思ってしまったのが敗因ですね。
なにせ相手はモンスターですから。ww

モロニーの地元である豪州の名物記者ですら、モロニーは
7RにKOされたが、とんでもないモンスター相手にこれだけ
闘ったのだから恥じることはない。。。。ですって。
モローニへの慰めはそのまま井上への最上級の賛美です。

ハロウィンのラスベガスに日本からモンスター。。。ですね。
興奮して血圧も上がったようです。ww

HOME

おすすめ