重大発表!?

10月1日からタバコが増税されました。
9月末に買いだめしようかと思っても店頭に数はなく、
予約も可能でしたが、店頭購入分を吸い終わったら
やめるという連れ合いの言葉に一瞬閃いて付き合って
みることにしました。@騙されるかもしれないけど。w

で、購入数の違いで拙生が先に吸い終わりました。
もう2週間経ち、その間今までなら吸いたくなるような
一通りの状況下を過ごしましたがまったく大丈夫で、
ここ数日はタバコについてすっかり頭から消えていたため、
ここに断煙宣言いたします。

断煙と書いた理由

ルールーや人様から言われたことで、吸いたいのに
我慢するのは禁煙なのでしょうが、きっかけはともかく
今回は単にやめることだけを自分の意思で決定し、
我慢もせずに半世紀近い喫煙生活からオサラバでしたので
断煙と書いてみました。(笑

あえて理由づけするなら

一番は喫煙者を狙い撃ちにした増税でしょうね。
値上げをすれば喫煙者が減るので国民の健康維持に望ましい・・
なんてヘ理屈を言うなら、思い切って1箱2000円とかにすれば
良いのではないでしょうか。
いやいや、お金持ちにとっては2000円は痛くもないでしょうから
本当に国民の健康維持のためならニコチン・タール含有の
タバコは禁止。。。更にはタバコ発売禁止でしょう。
30円〜50円程度の値上げなら、一般庶民の喫煙者の減少も
大したことはなく、結果的に大幅増税ができるという姑息な
考えに決まっています。

今更ですが
540円のタバコのモデル
たばこ本体 206.03円 38.2%
国たばこ税 126.04円 23.3%
地方たばこ税
  都道府県 20円 3.7%
  区市町村 122.44円 22.7%
たばこ特別税 16.4円 3.0%
消費税    49.09円 9.1%
合計税率は333.97円と61.8%を占めます。

これはビール(48.5%)や似たような税率のガソリン等に
比較しても飛び抜けた重税であります。
禁煙・嫌煙が当たり前になり、喫煙は反社会的な行為だから、
ペナルティーで課税を増やすのは当然、というような風潮も
ありますが、これはもう国家的なイジメですね。
たばこで税が取れなくなったら、今度は酒やガソリンに
まちがいなく飛び火するのでしょう。

さて、酒は料理の隠し味以外は全くなくても大丈夫ですが、
ガソリンはなくては仕事にならないので、現在53.8円/㍑の
ガソリン税が 100円になろうとも入れないわけにはいきません。
本来のガソリン税は28.70円で暫定税率が25.1円。
この暫定税率が腹立たしいですよね。
当初は道路特定財源(受益者負担)として出発しましたが、
2008年3月で期限切れとなった際に、5月に民主党政権が
最初の話とは全く異なる再可決してしまった大騒ぎは
鮮明に覚えています。
そして現在、道路特定財源制度は一般財源課され、
道路以外にも使えるようになっている。。。これって
ただ取られているだけで実に腹立たしい。。。

プラス消費税です。

ガソリン税に掛かる消費税が2重課税か否か、いろいろ
理屈を述べられても、最終的に負担するのは消費者です。
消費税が日本で導入されたときに個別間接税は廃止するか
軽減措置となりました。
ただしガソリン税などの石油諸税を除いてです。
消費税の趣旨からすれば、消費税を掛けるものには
個別間接税は廃止か軽減すべきだし、廃止も軽減も
しないなら石油諸税が掛かるものに消費税を掛けること
自体おかしくねぇ?って感じでしょうか。。。

タバコと同様に先程入れてきた125円モデルでは
ガソリン本体   59.14円 (47.3%) 
ガソリン本則税率 28.70円 (23.0%)
ガソリン暫定税率 25.10円 (20.1%)
石油税      2.80円  (2.2%)
消費税      9.26円  
税金合計は 65.86円(52.7%)で半分以上は税金ですね。
ま、取りやすいところから取るのが常套手段ってこと
ですよね。

話をタバコに戻します。

ま、ご時世ですからしかたがないと喫煙者である拙生は、
増税に我慢してきただけだなのですが、我慢できない
ものが一つあります。
それは目立たなくくっついているたばこ特別税(3%)。

たばこ特別税

Wikiによると・・・
日本国有鉄道清算事業団及び国有林野事業特別会計の
負債を一般会計に承継させることに伴い生じる負担を
補うために創設された。
国債整理基金特別会計の歳入に組み入れられる。

要は旧国鉄が分割民営化された時点での国が被る
債務であった22兆7千億円が、バブル崩壊で債務処理を
もたついているうちに、利子で28兆1千億円に膨張。
ついでに国有林野事業特別会計の負債3兆8千億の一部を
くっつけてしまい、たばこ特別税と郵貯余剰金で負債の
処理をするという、20年前の泥縄的な法律が今後も
延々と続くわけです。
これこそ受益者負担の原則から逸脱した(しまくった)
イジメ的課税であり、なぜ国政のチョンボを愛煙者が
肩代わりせにゃアカン!?という税金です。

ごめんなさい

実は税金に腹がたっての断煙ではありません。
本当にその瞬間にやめようと思いたっただけなんです。
税金が理由ならとっくにやめてますよね。
ただ考えたら腹が立ってタバコが美味しくなくなるので
考えないようにしていたのが税金で、断煙をきっかけに
書いてみました。

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