降りない@エレベータキット

CD社のエレベータキットを上げたのは
今までに10本だったと思いますが、早々と
4本は解体、残り6本のうちやはり4本も解体、
2本はタワーごと撤去で2本はエレベータキットのみ
撤去してしまいました。
つまり現役として残っているのは2本だけです。

そのうちの1本が降りなくなったと連絡があり、
本日お邪魔してみました。
登ってみるとストッパーの爪に同軸ケーブルが
引っかかっており、外したらスムーズに
降り始めたのですが、またもや引っかかり、
ウィンチワイヤーがたるんだ状態でも降りて
くれません。
ケーブルなどはナニも引っかかっていないので、
各部を点検してみると、ベアリング台に付いている
ローラーとレールのかみ合わせがきつくなって
降りてこないように見えましたが、そうではなく
レールの横幅が狭くなって、ベアリング台を
押さえ込んでしまっているようです。

ガチガチに締めてある取り付け金物の
ボルトナットをいったん緩め、ベアリング台の
ローラーをその位置置いておき、なるべく
緩くなる方向に締め直すと、わずかに隙間が
出来てうまく降りてくれました。
多少バカ穴になっているのでなんとかなりました。

この取り付け金物はストレートのユニットと
テーパーの掛かったユニットの突き合わせ部分で、
レールが直線でないため、ローラーがそこを
通過するときは、多少違和感はあったものの、
建柱当時は間違いなくスムーズに昇降してました。
上げ下げしているうちにそこに力が掛かり、
ペラペラな取り付け金物が、狭くなるような変形を
したとしか考えられません。
ペラペラは失礼でないかい?と思われるかも
しれませんが、いくら強度のある材質と言えど、
普段登る業務のタワーの部材から見ると、
ペラペラとしか言いようがない厚みなのですよ。
更に変形すればバカ穴を大きくしなければなりません。
ボルトもM8ですから、人力でもナットを締めすぎると、
簡単に破損して(モゲて)しまいます。
極めつけはレールの繋ぎはアルミ板。。。^^;;

ちなみに同軸ケーブルが引っかかったのは、建柱当初より
アンテナ(同軸ケーブルも)増殖しており、2mの2パラを
4パラにされた際に、4分配器あたりの同軸ケーブル
経路が集中して膨らんでしまい、まとめるために
巻いてあったビニテが切れたようで、バラけてしまった
1本がタワー側に寄ってしまったと考えられます。

とりあえず昇降するようになったので様子見です。

実はこのエレベータキット。
上げれと言われれば上げますが、トラブルが多すぎて
決してお薦めしておりません。
駄目よ、と言っているのに上げる方が今まで10人いた
ということですね。ww

明日は知り合いの会社に頼まれて現場に出ます。

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2件のフィードバック

  1. jg8pOc より:

    本日はお世話になりました。はい、お勧めしないと言われながらも上げてしまいました。この後もトラブるでしょうが、しょうがないです。自分で決めたことなので!
    アンテナのメンテを考えると( ^ω^)・・・なので!?
    めげません!!!

  2. Qsaku より:

    エレベータキットを撤去したかたの理由は
    もちろんトラブルが多かったことが一番ですが
    上げ下げに使う体力的なことも一因だったようです。
    体力的にはまだまだバリバリでしょうから、
    後はトラブルと付き合う覚悟があれば大丈夫でしょう。(笑