簡易型Sメータ回路

本日は曇り、そこそこ蒸し暑かったのですが
昨日ほどではなく午前中に中止となった昨日の
作業を終わらせました。
建物内はやはり蒸し風呂状態でしたが。。。

午後から久しぶりに第2事務所へ寄って真空管
受信部をいじりました。
発振部カソードフォロアとカソード入力(GG)の
間のLPFをいろいろ試しましたが、10.185MHzの
成分は多少残ってしまいます。
ただバンド内の受信に邪魔になるようなレベルでは
ないのですが、送信時にはアンプされますので
もうちょっと試行錯誤が必要です。
試したのはバターワース5素子ですので、
チェビシェフの7素子くらいならイケるかも。

Sメータ回路の差動増幅をFETで組もうとしたら
デバイスの入っている箱自体を持ち出したままに
なっているではありませんか。
諦めが悪いのでいろいろ考えましたが、
目安として振らすだけなら感度の良い電流計を、
スクリーンGとカソード間に入れてやる手があります。


回路は某メーカ製受信機のものを流用したので
実際にはちょっと違います。
回路図の2.2KΩの抵抗でメータ感度が変わるので、
5KΩのVRにして感度調整とします。
つまりVR2個以外は抵抗1本のみ。
実際には保護用のDi2本とパスCが加わりますが
部品点数は極端に少なくて済みます。
ブリッジでバランスさせて電流をゼロにし、
入力信号があるとバランスが崩れて電流が流れる。
基本は差動増幅型と同じです。
メータにもよりますが、ウン10年前にμAオーダーの
ラジケータでやったときは、振れの立ち上がりも早く
それなりに景気よく振れてくれた記憶があります。
ダメなら差動増幅型を組んで変更するだけです。
なんといっても真空管のピンにハンダ付けしてあるのは
抵抗1本だけですから簡単プイです。(笑

ところで差動増幅型の場合拙生はメータをカソードに
挟みますが、友人はプレート間なのだそうです。
ちなみに差動増幅を使ったからって精度が良いわけではなく
AGC電圧を直線的に変化させても、表示はリニアにはならず
やはり目安にしかなりません。

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