天体写真の画像処理

陽射しが弱いところに止めておいたのに、車中は
サウナ状態で、ドアを開け放ってしばらくしてから
乗り込みました。
車の外気温の温計は26℃でしたが、まだ暑さに
慣れない初夏で、北海道人には堪える気温です。

天体観測が趣味の友人が、5年ほどやめていた観測を
毎日が日曜日になったのを機に再開しました。

5年は天体観測の世界においても長い歳月らしく、
望遠鏡や赤道儀、一眼レフデジタルカメラあたりは
多少我慢すれば今でも使えるものの、撮影した後の
画像処理ソフトなどは、新しいものにかなり遅れを
取ってしまうようです。

友人の使っていたものはステライメージというやつ
なのだそうですが、大幅なアップグレードがあって、
3年前までは無償でアップグレードができたものの、
現在は有償でやるか、新しいものに交換するしかないので
Linuxアプリでなにか代替出来るものはないか?と
泣きつかれました。

Linuxは学術的なアプリも多くあり、画像処理ソフトも
プロ仕様のレベルのものもあるので、一応探してみることに
しましたが、拙生自体は天体には人一倍興味はあるものの、
天体観測に関しては知識ゼロです。^^;;
ただ天体写真ではないものの、画像処理は多少の知識と
経験があるので、ちょっと興味もあって探してみました。

ところがググった結果は殆どがWindows版でした。
 
DeepSkyStacker
スタッキング(コンポジット)
Windows

KikuchiMagick
スタッキング
Windows

SiriusComp
タイムラプラス動画も扱える
スタッキング
Windows

StarStaX
スタッキング
Windows・MAC・Linux

FlatAide 
背景フラット処理
天体に特化したphotshopみたいなやつ
Windows

YIMG
RAW現像対応画像処理
提供終了

Registax 
月・惑星に特化したスタッキング&ウェーブレット処理
Windows

PIPP
フレームのトリミング(スタッキングの前処理用)
Windows

AutoStakkert
動画スタッキング
Windows

StarNet++
星消しソフト
Windows

もっと探せばLinux用もあるのかもしれませんが
とりあえず探した中ではStarStaX以外はWindows
のみのようです。
これではLinuxでやるのは無理なのでしょうか。

などと書いているうちに他にどのような機能が必要なのか
気になって、たった今ステライメージを検索してみました。
えっ!30K円? そのくらい買えよ!!! ですよね。^^;;
いきなり調べる気が失せたのでおしまいにします。ww

おしまいにしますと言いつつ・・・
ふと思ったのがGIMPでどのくらいできるかなって。
スタッキングの前処理は時間をかければOKでしょう。
オートコンポジットではなく手動でやれる範囲なら
スタッキングもできるでしょうけど、GIMPは自前の
スクリプトでも制御できるので、位置のズレを検出・補正
できるものを書ければオートになるんじゃないかと・・・
あ、やれって言わないでね。
拙生のスキルじゃ無理ですから。。。
天体写真のレベルに通用するかは別として、レイヤーモードを
うまく選びぶと差分などが出るので、手動での位置合わせも
比較的簡単で、同じ被写体の写真をスタッキングしたことがあり、
確かにノイズに効果がありました。
16枚重ねてみましたがノイズが1/4になったかは定かでは
ありませんが。。。。
(理屈では16枚の場合2^4で、この指数の逆数となる。
 32枚なら1/5、64枚なら1/6・・・・の如くです。)
@手動なら得意なのですよ。ww

jpegなどでは限界があり、最近はRAWが一般化してます。
RAW現像の画像処理は、一眼レフデジカメにソフトが付属
しているはずです。
たとえそれが高級なものでなくても、処理したいものだけ
そのソフトを使い、あとはGIMPに取り込んでレイヤー処理で
重ね合わせる・・・
これも天体写真に通用するかどぉかは分かりませんが、
RAW現像の画像処理を行うGIMP使いのかたの常套手段だったと
思います。

簡易的にはレイヤーを扱えるフォトレタッチアプリなら
使えそうですね。

拙生の話

天体は嫌いじゃないので、いつかちょっと良い望遠鏡でも
購入して、田舎の満天の空を観測してみたい。
などと思ってはいましたが、それを趣味にしている方は
結構な投資と時間を費やしており、やってみたいと
思っていた当時は多趣味だったため、とても費やせる
時間がなく諦めていました。
せめて他の方が撮った写真でもと、て関連書籍を買い漁った
時期もあり、このようなことに関わると思いが再燃しそうであります。
でも。。。夜中に街明かりの影響がない田舎を目指して走る趣味って、
極限のビンヒマの現状じゃとても無理ですね。

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2件のフィードバック

  1. つむつむ より:

    通りすがりです

    フリーで万能感のあるソフトなら「Siril」
    Photoshop系をどうしようかなElementあたりで安く済ませたい…って悩むなら騙されたと思って「Affinity Photo」が万能感半端ないです

    どちらも天体画像処理の「前処理(キャリブレーション〜スタッキング)」、「後処理(カラーバランス、画像の強調、色強調)」まで一本でカバーできます

  2. Qsaku より:

    ご来訪に感謝します。

    友人がLinuxアプリと言ったのはタダモノを
    探していたからで、結局ステライメージ8を
    購入したとのことですがスタッキングなどは
    フリーウェアを使っていると聞いたのですが
    アプリ名は失念してしまいました。。。

    SirilとAffinity Photoは早速友人に
    (自慢気に)教えようと思ったのですが、
    ここの熱心な購読者なので、もう情報は
    伝わっているかと思います。
    拙生も興味があるので試してみたいと思いましたが
    ubuntu20.04LTSではリポジにパッケージはなく
    本家サイトにAppimageが置いてありました。
    現在ダウンロード中です。

    情報ありがとうございました。